まずは、私の氏神様「駒留八幡神社」を紹介します。
八幡様ですから、ご利益は「国家安寧」、「勝運」、「殖産産業」、「家内安全」、「学問」、「交通安全」、「悪病除け」、「災難除け」、「子孫繁栄」と幅広いのです。
【鎮座地】東京都世田谷区上馬5-35-3
【ご祭神】天照大神、応神天皇
【社格】村社
【創立】徳治3年(1308年)
【例祭】10月15日
【御朱印】あり
多分、初めて参拝する方には少し侘しさや物足りなさを感じられてしまうかもしれません。その大きな理由は「木立」だと思います。私にとって、街なかで神社を探す時に目印になるのは「木立」です。いわゆる鎮守の森ですね。明治神宮創建に当たっても、森を創ることが大きなテーマでした。それだけ神社のシンボル、威厳の象徴として「木立」は重要なのですね。
しかし、この神社は正直、過ぎるほどに木々が枝打ちされています。そのために侘しさを感じさせてしまうのだと思います。
では、この神社が嫌いか?と言われれば、そんな事はありませんよ!
ただ「氏神様」というだけの依怙贔屓ではありません。その説明を少ししていきましょう。
本殿の左手に石造りの鳥居が置かれています。その鳥居の向こうには小さいながら、幾つもの境内社が立ち並んでいます。
境内社は右手から「招魂社」「厳島神社」「御嶽社」「三峰山、榛名社、菅原社」「稲荷社」「女人塚」となっています。すぐ上の写真は厳島神社ですが、本来、ある意味で神社のシンボリックな境内社です。と言うのも、室町時代、この神社の近隣にあった世田谷城の城主 吉良頼康の側室、常磐が子を宿しながら自害して果てた後、頼康が死産となった子を神社に祀り若宮八幡とし、また常磐を弁財天として厳島神社に祀ったのだと言われているからです。
神社創建から800年以上が経っていますが、その長い歴史の中で悲しい一幕が厳島神社にはあるのです。
ただ、その厳島神社を囲む池は水が枯れています…
そんな駒留八幡神社ですが、長い歴史と共に今でも確実に街の人から愛されています。是非、一度、訪れて頂きたい神社です。
アクセスは、
東急世田谷線 若林駅:7分
東急田園都市線 三軒茶屋駅:14分
東急田園都市線 駒沢大学駅:13分
オススメは一番遠いのですが、三軒茶屋駅から世田谷通りを経由するルートです。やはり道すがらのグルメやショッピングと飽きずに歩くことができますよ。
松陰神社にも11分。併せてのお参りをオススメします!
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