ショッピングやグルメなど「遊ぶ街」のイメージが強い自由が丘ですが、その街なかにも神社があります。それが今回紹介する「熊野神社」です。
【鎮座地】東京都目黒区自由が丘1-24-12
【ご祭神】速玉之男尊、伊弉冉尊、泉津事解之男尊
【創建】鎌倉時代以前
【例祭】9月の第1日曜日
【御朱印】あり
自由が丘の町に向かうように一の鳥居から三の鳥居までが繋がる参道があります。
明神式の一の鳥居、二の鳥居までは公園になっており、近所の子供達には貴重な遊び場になっています。また、三の鳥居は階段の前に朱塗りの両部式鳥居として置かれています。
熊野神社には「自由が丘 誕生の祖」とも言われる栗山久次郎翁の像が飾られています。自由が丘の旧来の地名は碑衾村でした。この村長であり人望厚い人物が栗山久次郎翁であり、彼が土地を貸与し自由が丘学園を作らせたのです。
地名由来の学校名は多くありますが、学校名の一部を土地の名前に変えていく言わば原動力となったのが、この栗山久次郎さんだったのです。
栗山久次郎像を右手に見ながら、進むと階段があり、その手前には真新しい狛犬が置かれています。この狛犬、とても現代的な風貌で愛嬌があって、私は大好きなのです。
階段を登ると、開けた境内に出ます。その境内に二対目の狛犬が現れます。一気に威厳ある神社の様相へと変化します。現在、残念ですが雅楽殿が工事中で、少し風情が失われていますが、工事が終わればきっと素敵な神社になると思います。
御社殿は新しいものの、白と朱が印象的な建物です。きっちりと鈴を鳴らしてお祈りをしましょう!
社殿に飾られた額絵は、往事の参拝風景なのでしょうか?
大きな神社ではありませんが、今でも、参拝客は絶えません。
境内には忠魂碑の他、境内社として稲荷社が置かれています。
自由が丘でお買い物のついでに少し散歩しながら、お参りしてみては如何ですか?
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