【御祭神】天照大御神
【総本社】伊勢神宮
【別名】神明社、神明宮、皇大神社
【神使】鶏
【御利益】国土安泰、福徳 、開運 、勝運、その他諸々!
それほど多くなく、でいならが確実に見かけるのが「天祖神社」です。
「八幡様」や「天神様」、「お稲荷さん」などのような愛称もなく…と言う天祖神社ですが、御祭神は「天照大御神」。神社にあるように「天皇の祖先」の神社なのです。
岩戸に隠れただけで世の中が暗くなったほどの神様ですから、国土の安寧だけではなく、様々な御利益があると言われています。
一般に各天祖神社の由緒を見ると、古くは伊勢宮(いせのみや)など別の社名だったものが明治に入り「宮」を使えなくなり改称しているところが少なくないようです。基底には、伊勢信仰から各地に勧進されたものとしての性格は変わらないのですが…
御祭神である天照大御神は女性神として知られています。単に太陽神としての性格だけではなく、機織りや神田での稲作を行うなど、広い活動を行っていたようです。また、素戔嗚尊との誓約(うけひ)や天孫降臨など、時には最前線で、あるいは総参謀として国の安寧のためにも働きました。特に「うしはける」国を「しらす」ために国譲りを求めた姿は、正に国家安寧鎮護を祈る姿に思えてなりません。
時には、経済(生産)のために働き、また時には国家鎮護のために戦う姿は、まさに日本史最大のヒロインですね。
神使は鶏とされます。これ長鳴き鶏を集めて大御神を天の岩戸から連れ出そうとした逸話からだそうです。
0コメント