住宅地のイメージが強い世田谷にはたくさんの神社があります。その中でも最大の規模だと思うのが「世田谷八幡宮」です。
【鎮座地】東京都世田谷区宮坂1-26-3
【ご祭神】応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
【社格】郷社
【創建】寛治5年(1091年)
【例祭】敬老の日前の日曜
【御朱印】あり
一の鳥居をくぐると、すぐ右手に境内社の厳島神社とその池が広がります。まずは涼やかな雰囲気が比較的交通量の多い道路と別世界を作り上げています。そして、参道を進んでいく階段があるのですが、その手前の広場?と思う場所には土俵があります。
この神社の御朱印には土俵入りの絵が入るのですが、神社では奉納相撲が今でも行われていて相撲との関係が深いことが良く判ります。
そして少し長い階段を上がると社殿前にでます。
と公式Twitterで書かれていますが…亀…どんだけの能力があるのでしょうか?(汗)
狛犬を見つつ、社殿前に進みます。良く掃き清められた境内は歩いているだけでも気持ちが良いものですが、特にここの境内は気持ちいい!
神社は寛治5年(1091年)の創建で、陸奥国鎮守将軍だった源義家が後三年の役からの帰途、ここで豪雨に会い、十日の間、ここで天候回復を待った時に戦勝は日頃から信仰していた八幡様のご加護と考え、ここにお社を造ったことが始まりと言われています。そして、この時、勧進のお祭りを行ったそうですが、その際、兵士に相撲を取らせたとも言われています。これが今も東京農大相撲部が行っている奉納相撲につながっているわけです。約900年の神社の歴史は相撲と強く繋がっているわけです。
そんな境内には低い竹垣に囲まれて「力石」が並べられています。それぞれに重さや人の名前が書かれていて、きっと…持ち上げた人が記念として奉納したのでしょうが…四十数貫とか五十数貫とか…一貫=三・七五キログラム…マジっすかね…
社殿の右手奥に、境内社として「高良神社」が配置されています。九州久留米の高良神社からの分祀でしょうか…御祭神の高良玉垂命は武内宿禰命とも言われていますので、八幡様とは強い協力関係がありそうですね。
【アクセス】
東急世田谷線 宮坂駅:徒歩3分
小田急線 豪徳寺駅:徒歩7分
ついつい、目が行くのは近隣の名刹「豪徳寺」ですよねぇ…招き猫で有名ですし、徒歩の距離は変わらないのに、豪徳寺駅から伸びる商店街は「豪徳寺商店街」だし…
良いお寺ですが、こちら「世田谷八幡宮」も忘れずにお参りください!
(世田谷線の駅名「宮坂」は、世田谷八幡宮の脇にある急坂が由来ですよ!)
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