か、可愛いではないか!「太子堂八幡宮」

若林稲荷神社からほど近く、烏山川緑道の少し北側にある太子堂八幡宮。若林稲荷や若林天満宮に比べて今では最大の神社でしょう。
【鎮座地】東京都世田谷区太子堂5-23-5
【御祭神】誉田別命
【建立】永承6年(1051年)以前
【例祭】10月第2日曜日
【御朱印】あり
【公式サイト】こちら

まず神社について目に入るのが鳥居の脇の弁天社です。弁天社には奉納用の「招福のしゃもじ」が置かれ、お願い事を待ち受けています。


建立は永承6年(1051年)以前と正確な年は伝わっていませんが、世田谷の八幡様では定番と言っていい(前九年の役)に向かう途中の源頼義・義家親子による勧進とされています(戦勝を願って休憩を取った場所)。この三軒茶屋の西側から下北沢へ向かう道路は、今では茶沢通りがメインストリート化していますが、往事は鎌倉通りがメインだったようです。今では住宅地を走る普通の道で、当時の面影は全くと言って良いくらいに感じることができませんが、神社、特に八幡神社の多さを考えると、如何に前九年や後三年の役で重要な軍事街道だったのかが伺えます。

この参拝は、ちょうど七夕の時期だったため、近隣の子どもたちが書いた短冊で御社殿が埋め尽くされていました。

境内にはマスコットが…何故か飼われているうさぎ、そして太子堂の商店街のゆるキャラ「タマ」が…。境内にある公園と併せて、子どもたちが喜びそうな神社の構成…さすがです。

御社殿の後ろに聳える楠のご神木、物凄い威厳です。

そして、境内を辞去すると…近所のアパートが、めぞん一刻。威厳と親しみやすさが街全体に醸し出されているような風景です。

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